あかい月

夜中にけだるく目を覚ます
時計は変わらず進んでく
消し忘れたテレビはにぎやかで
俺はソファーに埋もれる

何も手につかないこの部屋
悪夢という程でもないか
誰だってこんな時はあるんだろう
寝ても覚めても焦れてる
まったく自分に迷っている

あかく広がる月夜の下で
胸の奥がずっと騒いでる
何処にあるのか 安らげる場所
今じゃ誰を信じればいいのだろう
この街で

真っ赤な嘘にも動じない
何も感じない大人になろうか
面倒なモラルに呑み込まれても
楽に乗り切れるはずさ
自分らしさを捨てりゃいい

たどり着けない永遠の地を
きっと誰も探し求めてく
何処にあるのか 安らげる場所
今じゃ何を信じればいいのだろう
教えてよ

乗り越えなきゃならない月日が
僕らを強くする

たどり着きたい永遠の地を
君といつか見つけだしたいよ

永遠に広がる神秘の中で
人の夢は輝き続ける
借り物じゃない強い心でつなぐ夢と
あかい月が浮かんでいる

この街に

たどり着きたい心の夢…
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