千の祈り

月明かり 夜空にクレセント
素顔を隠したあなたの心みたい
好きな人の肩の上 あごを乗せて
ぼんやりと 未来まで行けると信じていたのに

千の祈りを込めて 愛を解き放したい
これ以上 私を惨めにしないで
あなたの想う 誰かの影に怯えたくない
ただキッカケを待っていた そう今夜のように

キャンドルの炎が揺れて
パーティーが始まる 主役は私一人
グラスの中に踊る シャンパンの泡が
別れの予感さえ知らない 無邪気なあの日のよう

千の祈りを込めて 愛を解き放したい
こんなに辛い別れだったのに
思い出があまりにキレイだったから
心から憎めない あなたのことを

真夜中のキャッチホンに気付いたのが最初
突然の訪問は卑怯だったけど これで最後

千の祈りを込めて 愛を解き放したい
淋しさと優しさを手に入れて
慣れない自由を持て余しながら
いつか私一人を愛する人に出会うまで

千の祈りを込めて 愛を解き放したい
こんなに辛い別れだったのに
思い出があまりにキレイだったから
心から憎めない こぼれないで涙
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