ハート変奏曲「夢幻」第1番 恋ハ短調

昔 恋に傷ついた少女が
その身 投げた伝説の湖
あなた待ちながら 散らす花びらが
蒼い水面をさまよう

息をきらし あなた駆けてきてね
踊りながら 胸に飛び込むから
風はピアニシモ 夢はアンダンテ
恋のシンフォニーにさらわれたいの

でもでもなぜなの
2時間も待たすなんて

ぽつり落ちた雨の糸が
目頭を濡らして
恋心を映すように
森も泣いてる

心の全てを
手紙に認めたのに

早く早く優しく抱きしめて
こんな痛み生まれて初めてよ
風はピアニシモ 夢はアンダンテ
甘い旋律(メロディ)聞かせて

ぽつり落ちた雨の糸が
目頭を濡らして
恋心を映すように
森も泣いてる

(セリフ)
冷たい夜を あといくつ過ごせばいいのでしょうか

きっとわたし恋を恋するだけ
寒い季節迷いこんだ少女
出した振りをしたあなたへの手紙
風にやぶりすてて そっと微笑む
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