あなたにふれて 抱かれるたびに
綺麗な顔に なるけれど
心にひそむ 涙がいつか
ひとりの夜明けに ならないように

せめて 夢の中だけは
悲しい女に させないで
せめて 夢の中だけは
この世に 最後の人だから

あなたの匂い 恋しくなれば
悲しい顔に なるけれど
小雨の晩は 灯りをともし
どこかで迷子に ならにように

せめて 夢の中だけは
不幸な女に させないで
せめて 夢の中だけは
この世に ひとりの人だから

せめて 夢の中だけは
不幸な女に させないで
せめて 夢の中だけは
この世に ひとりの人だから

この世に ひとりの人だから
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