きらめく風の中で

きらめく風に気づいたならば
耳を澄ませば きこえてくるよ
息づく大地の鼓動さえ
色づく花や 草木の匂い

空の青さに こころも染まる
この懐かしさは 何だろう
少年の夢の続きか
このやさしさは 何だろう
生命をくれた
母の 母のぬくもり

きらめく風に気づいたならば
ひとは誰でも 詩人になれる
翼をうちふる鳥たちも
空のキャンバス 絵描きになって

雲を啄み 絵筆に代える
このあたたかさは 何だろう
過ぎし日の 恋の記憶か
この清しさは 何だろう
生命を歌う
花の 花のほほえみ

空の青さに こころも染まる
この懐かしさは 何だろう
少年の夢の続きか
このやさしさは 何だろう
生命をくれた
母の 母のぬくもり
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