蝉時雨

変わりゆく空へ疑問を投げかけ
認めてもらえ存在の意味を
ほら蝉の歌は力強く儚く
絶対唯一の歌を歌ってる
届け

君は寂しさにおぼれてこぼれた
その日の憂鬱と体寄せ合って
うつむいたままで傷をなめあって
色も無くしちまったんじゃ切ないね

そうさ僕等は 温もり忘れた生物さ

極彩色の素晴らしき世界
生きてゆくことさえ安くなっちまった
水面に写るこの体は何を感じてる?

変わりゆく空へ願ってた
あの頃の君は僕達は
ちっぽけで儚い世界でも強く生きることに輝いてた
ほらあの蝉のように

極彩色の素晴らしき世界
君は何色ですか?
僕は何色に見えますか?

その目を開けば その手を伸ばせば

きっとあの頃のように君だけの歌を
歌える 歌える
その目を開いて その心開いて
叫び謡えば
届く
届け
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