月夜のカヌー

話すことはいつも他愛ない
話しすぎて疲れてる
憂鬱のわけも気づかずに
魂の岸辺に寝転んで

月夜のカヌーで
夢のつづきへ、漕ぎ出そう
月夜のカヌーで
息をひそめ、漕ぎ出よう

冬の空で光る星屑に
指をのばす、触れたくて
とどかない恋に疲れても
思い出の窓辺で嘆くなよ

月夜のカヌーで
夢のつづきへ、漕ぎ出そう
月夜のカヌーで
息をひそめ、漕ぎ出よう

老いた人が、揺れて漂うのは
家族の船 暗い海
かすかな光を輝かせ
まなざし燃え尽き、閉ざすまで

月夜のカヌーで
夢のつづきへ、漕ぎ出そう
月夜のカヌーで
息をひそめ、漕ぎ出そう

月夜のカヌーで
夢のつづきへ、漕ぎ出よう
月夜のカヌーで
息をひそめ、漕ぎ出よう
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