No Reason

人は何故哀しみを抱え
それでも尚
憎んだ人でさえ許すことが出来るのか…

ただ奪い合う世界で
この出会いだけが
たった一つの安らぎと
想い描いていた

腕の中で最後に呟いた
「壊れるほどワタシを抱きしめて…」
たった一つ見つけた微笑みは
もう戻らないまま

世を儚む調べさえ
孤独に溺れて
もう届きはしないなら
遠い記憶は消してくれ

暗闇に溺れる身を引き寄せ
壊れるほどこの腕で抱きしめた
孤独を愛せと星が呟く

There is no reason...

すべてを失っても尚
オマエはボクにまだ嗤えと言うのか…

暗闇で目を閉じれば聞こえる
「イミノナイコノセカイヲコワセ…」と
哀しみが宙を黒く染めてく
もう戻れない

腕の中で最後に微笑んだ
温もりのない頬を抱き寄せた
絶望に染まる世界の果てで
オマエヲアイシテタ…ダレヨリモ…

There is no reason...
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