まごころ

ひとり手酌で 呑む酒よりも
可愛いお前と 道づれに
交わすふたりの お酒の美味(うま)さ
夜風が身にしむ 屋台でも
肩を抱き寄せ 見つめ合う
まごころだけが まごころだけが
あればいゝ

流れ浮雲 岸辺の花に
そっと眼(め)をやる いじらしさ
俺のこの手を 離すじゃないよ
苦労のひとつも かけるけど
明日を夢見た ふたりなら
なみだを拭いて なみだを拭いて
ついて来い

辛い運命(さだめ)も 笑顔で耐える
そんなお前の 温(あたた)かさ
生きてゆこうよ ふたりで今日も
幸せ探して どこまでも
愛の絆で 結ばれた
まごころだけが まごころだけが
あればいゝ
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