君に会いたい

夜風がページめくり 秋の日々が始まる静かな夜
明りを消した部屋で僕はテレビ映画を眺めている

友だちだった二人がやがて恋に気付く
そんなよくあるストーリー 僕はマクラ抱え 寝転がる

電話掛けても君は居ない 今頃何処で何してるの?
僕は窓からの風に乗り 月のブランコ ゆらり揺れる

最後の一言がどうしても言えなくて
嘘をついたラストシーン 僕はテレビ消して 丸くなる

こんなに寂しくて せつない夜が来るよ
ただ君と ただ夏の日々を過ごしただけ だけなのに

こんなに苦しくて せつない夜を知るよ
ただ君と ただ夏の日々を過ごしただけ だけなのに

君に会いたい
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