キミのかたち

キミの名前を呼んだら
心は晴れ渡る空のよう
嘘を隠せないキミの
紡いだ言葉は
まるで優しい音楽

キミの名前を呼んだら
心は穏やかな海のよう
こんなに近くで歩くキミの
その白い腕を指先が掠めた

どんなに時間(とき)が過ぎて
世界が記憶を消してしまっても多分
いつだってキミを思い出せる
あの風が吹いたら
笑顔で手を振るよ

キミの後ろを歩けば
心は飛んで行く鳥のよう
気付いてなかったけれど
踏み出したその一歩が
いつもより軽やか

真っ直ぐな眼差しも
陽に透ける珈琲色した髪も全部
いつだってきっと思い出せる
流れて行く雲の真下で
鮮やかに

このまま
どんなに時間(とき)が過ぎて
世界が記憶を消してしまったとしても
いつまでもキミを覚えている
キミがくれた日々が
今でも輝くよ
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