水色の小説

さっきからずっと
ページをめくっても

さっきからずっと こどもみたいに
いったりきたりで 君に会いたい

読み出した本の行間に
すっと割り込んだ 君のほほえみ

ページをめくれば 紙の擦れる音
何にもしなくても 響く君の声

カーテンの折り目を 数えはじめて
君は今ごろ 何をしてるかな

会えない夜に見る夢は
ちょっと切なくて 流れ星のよう

何だか何しても 今はうわの空
どうやら何しても 君に会いたい

さっきからずっと
ページをめくっても

何だか何しても 君に会いたい
どうやら何しても 君に会いたい
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