Jの彼女

夜明け間近の ダンス ホール
一人踊ってるだけでも
赤いヒールが 描いた
恋のサインは 素敵さ
気まぐれな ステップが
彼女の 性格らしい
パラシュートみたいに 風まかせで…

Jの彼女だと 知っていたけれど
何も 言わないね
オレの右肩に 急に手をまわし
いたずらな顔をして
くちづけした…

朝になってた バック ストリート
迎えに来ていた 白い T・バード
ヘッドライト パッシングして
いつものように 待ってる
それなのに 背を向けて
反対に 歩いて行く
オレの腕 つかんで どこへいくの?

Jの彼女だと 聞いていたけれど
分からなくなった
オレのJeansの鍵を取り上げて
手のひらに載せながら
笑っている

気まぐれなステップに
つきあわされた男は
ダンスホールの数より多いらしい

Jの彼女でも まるで構わない
どうでもいいのさ
Jの彼女でも まるで構わない
どうでもいいのさ
次の週末がやってくるまでは
そばにいてくれそうな
気がするから
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