みなと終着駅

終着駅 列車を降りた
そこは夜明けの 港町
愛したままで 別れるならば
触れてはいけない 唇だった
秋から冬の 曲がり角
離れるほどに いとおしい

潮騒が 心をゆらし
風がなみだを つれてくる
別れてみれば いいことばかり
浮かんで消えてく 灯台岬
ひたひた寄せる 波の間に
おまえの声を 聴くようだ

すれちがう 人生だけれど
明日がいい日に なればいい
あなたのための 女でいたい
ひたむき過ぎる おまえの思い
受け止められる その時は
もいちどふたり 出直そう
×