わたしの千羽鶴

千羽鶴 あといくつ
願いがかなうまで
赤い紙 白い紙
とりどり 夢を折る
くるりくるくる 風に舞う わたしの千羽鶴
いつの日かあのひとの 心にとどけるの

十六に なったなら
恋していいという
竹の葉の 雨だれを
見つめて そう想う
くるりくるくる 風に舞う わたしの千羽鶴
いつの日かあのひとは わたしに逢いに来る

毎日の手紙にも
一羽の鶴を入れ
まごころを 千日も
とどけてあげられる
くるりくるくる 風に舞う わたしの千羽鶴
いつの日か夢をみて ひとりで折っている
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