それを愛と呼ぼうか

削りたての鉛筆(ペンシル)
楽譜の裏 君を描(か)いた
貝の耳に 揺れる髪
大きな瞳(め)も ちゃんと微笑んでる
だけどどこかが違う
かけ離れてく
心と言葉みたいに

幸せかな?なんて
訊(き)けないまま 時は流れ
君のために 何ができたのか
問いかけて 僕は溜息つく
情熱はあるんだよ
静かな日々に
埋(う)もれ見えないだけだよ

“それを愛と呼ぼうか”
そんな歌詞が浮かんだ
君が胸に溢れて
ピアノを弾く

“それを愛と呼ぼうか”
そんな歌を作った
君が横で午睡(まどろ)む
五月の午後

”それを愛と呼ぼうか”
迷いながら生まれる
こいつが愛なのかな
答はない

“それを愛と呼ぼうか”...
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