三日月情話

あれは真夏の三日月の夜
抱かれりゃきっとしあわせ来ると
命まとめてあなたにあげた
あの日二人は純情だった
どんなに名前叫んでも
満ち潮引いて行くばかり
情け知らずの海鳴りが
泣けと枕を揺らすから
逢いたいよ 逢いたいよ
カモメになって迎えに来てよ

窓をあけると未練が光る
沖行く船があなたに見える
命かけても心は変わる
だから哀しい男と女
忘れるために憎んでも
恋しさ増して行くばかり
濡れた素肌が乾かない
生きているから乾かない
逢いたいよ 逢いたいよ
最後の夜がもういちど欲しい

あの日と同じ三日月を
夜空に捜し続けます
たとえ別れが運命でも
ずっとあなたが好きだから
逢いたいよ 逢いたいよ
カモメになって迎えに来てよ
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