林檎橋おちた

Pont du pomme!
絵筆かわいて退屈 赤が足りない
ルビーをマントに描いても無駄
Pont du pomme!
窓を眺める 追われ猫に聞いたら
「世界は空のなか」
浮かんでるとか
とまらないとか…わたしだまされた

「森の奥にだけ住んでるこびと」
「お砂糖だらけの屋根のやかた」
「岩の影から茨の砦」
たしかめるにはドレスが邪魔
きれいなきれいなお城は牢獄よ

Ron de jambe!
塔の壁這う 踊りめいた謎文字
悪夢に恋する姫君もいる
Ron de jambe!
勇気試して 進む騎士のつもりで
手を腰にあてれば
奪われるより
守られるより…とおくが見えるよ

「林檎の角度はどこでもおなじ」
「クスリになるよな夜露のお酒」
「旅路の友は小さな笛さ」
猫物語 今日もつづく
なんでもなんでも知ってるつもりでしょ

「林檎の角度はどこでもおなじ」
おいしくないのは誰のこころ
「林檎の橋がおちたらおわり」
たしかめるにはドレスが邪魔
「林檎の角度はいつでもおなじ」
おいしくないけど食べたこころ
「林檎の橋もおちたらおわり」
たしかめるにはティアラが邪魔

きれいなきれいなお城で泣いてる
私は抜け出せる?
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