BRANCH ROAD

暗がりで絡み合う 舌先を尖らせて
差し掛かる別れ道 咲いていた花に
すべてを包まれ 一晩中の交わりを
楽しみながら迷っていた

暗がりで愛しあう 舌先を絡ませて
手が届く別れ道 咲いていた花が
すべてを引き寄せ 神をも恐れぬ姿で
赤い涙を流し続けた

あなたの花弁に すべては殺られた
あなたの花弁を 遠避ける私が
想いは消え行く 新たな人目指し

あなた(キミ)の匂いだけ思い出せない

零れ落ちる息が 今も耳を離れない
零れ落ちる声が 今も耳を離れない

血塗れの花弁が 止めてくれた
時の中を 泳いでいたかった
傷つける事など無いと思っていた
見えなくなる事は無いと信じていた

掴み掛けていた絶望
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