5.30

君はコロコロと笑い新しいドレス見せた
明けてく空の真下でクルリと回り笑う

「もしも君が笑えない日は、私、君の前で踊るよ。
回り過ぎて転んだ時はニコリとして。」

この時はいつまで続くのだろう?
今だけは君のしぐさで笑う

僕は何も言わないで踊る君の絵を描いた
あまり動き過ぎたからおかしな絵が出来たよ

「もしも君が笑えない日は、その絵を見て笑えば良いよ。
例え、私、いない時でもニコリとして。」

この時はいつまで続くのだろう?
今だけは君のしぐさで笑う

「似合わないね私にドレス、そこは笑うところじゃないよ。
でもさ、君が笑えるのならニコリとして。」

この時はいつまで続くのだろう?
今だけは君のしぐさで笑う
フラフラと足がもつれた君を
抱き止めた僕もフラリと転び

ペコリとお辞儀
×