どこにもかえらない

真夜中の樹の下で
公園みたいに眠りたい
水銀灯の消えた街で
噴水みたいにわらいたい
月の光の降る道で
消火器みたいにうたいたい

あの場所には戻らない
もうどこにもかえらない
あの場所には戻らない
どこにもかえらない

風の止まない線路沿いで
枕木みたいに話したい
遠い空を走ってく雲に
両手でさわりたい

あの場所には戻らない
もうどこにもかえらない
あの場所には戻らない
どこにもかえらない

水平線に灯がともる
空は赤く染まる
永遠に変わらない夢に抱きしめられていたい

真夜中の樹の下で
公園みたいに眠りたい
水銀灯の消えた街で
噴水みたいにわらいたい
月の光の降る道で
消火器みたいにうたいたい
風の止まない線路沿いで
枕木みたいに話したい
遠い空を走ってく雲に
両手でさわりたい
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