夢狩人

愛されても 愛されても 夢狩人
ひとりきりでも薔薇になる 女だもの

恋しいひとの名は 風の音色で
腰に巻いた絹を はらりと落とす
その瞬間から 物語は
幸せをあやつれる わたしのもの
手慰みなしぐさで 心さぐらないでね
涙ばかり好きな 女だけじゃないのよ
みのがしてる こともあるわ

誘われても 抱かれても 夢狩人
ただ一度のめぐり逢い 揺られたくて

悩ましげな罠をはる 夢狩人
迷いびとの心まで 虜にして

濡れた素足さえが 噂を呼んで
珊瑚の髪飾り 誰かのしわざ
深い海の 瞳をした
男たちままならぬ わたしの肌
気持ち許しあうには ことばだけじゃたりない
だけどすぐに 胸に指をかけたりせずに
放っといても 渇れないから

誘われても 抱かれても 夢狩人
ただ一度のめぐり逢い 揺られたくて

愛されても 愛されても 夢狩人
ひとりきりでも薔薇になる 女だもの

誘われても 抱かれても 夢狩人
ただ一度のめぐり逢い 揺られたくて
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