みんないた夏

ぎゅうぎゅうづめの
彼のポンコツ車くり出し
カーブきるたび
シャツにカンビールこぼした
藍色に暮れる空
花火の音だけが少し遅れて
堤防に響きわたる

ユカタ姿のあの子 けんかっぱやいアイツ
はぐれないようにずっと腕につかまっていた
玉川の夏休み
宇宙船より大きな花火が上がるたび
歓声をあげた

みんないたあの夏 輝いた笑顔が
いつまでもゆれてた
心に消えない熱さ残したまま

久しぶりに彼とナイター観戦
昔みたいにみんなで 騒げないけれど
ポップコーンほおばって
ネクタイ姿のきみの横顔が
ちょっぴり大人びてみえた

苦しいとすぐに
なげだしてしまうクセ
今でもそのままさ みんないた夏
きっと終わらないよ
Uh…

玉川の夏休み
宇宙船より大きな花火が上がるたび
歓声をあげた

みんないたあの夏 輝いた笑顔が
いつまでもゆれてた
心に消えない熱さ残したまま
苦しいとすぐに
なげだしてしまうクセ
今でもそのままさ みんないた夏
きっと終わらないよ
Uh…
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