さえない20代

目覚まし時計二つ カセット
ヘビーなロックンロール寝不足の朝に
クリスマスも間近の にぎやかな渋谷には
でかけたくないなあ

幸せキャッチするアンテナ
錆びてさえない20代

子供の頃はいつも自由に空を飛べた
鳥のように Un
がむしゃらな情熱も笑顔もどこかに
置き忘れてたみたいよ

駆け出した街並 ひんやり
木立も路地も冬のにおい Uh…

都会の真夜中の空は
どこかぼんやりと明るくて
こうしてこんなに淋しいの
すぐにきみにあいたいな
このまま人ゴミの中の
見知らぬ二人に戻りたくない

少し遠出をしたね
四駆の幌たたんで 鎌倉の海まで
重ね着をしたシャツと砂まみれのパンプス
短いキスした

あれから就職して住所変えて
電話もつながらない きみは

あてのない約束 今でも待ち続けている
すれちがいの時間やりなおすために Uh
まつげの先までシュンとして
かじかむ手の平
この冬はじめての雪 ふりだした

幸せキャッチするアンテナ
錆びてさえない20代

都会の真夜中の空は
どこかぼんやりと明るくて
どうしてこんなに淋しいの
まつげの先までシュンとして
かじかむ手の平
この冬はじめての雪 ふりだした
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