WOLF MAN

誰も知らない 知られちゃいけない
夜のどこかに 隠れて月を見つめ
壁を這い上がり 屋根を飛び越え
ネオンを蹴飛ばし 何を探しているの?
星が願いを叶えてくれたら
こんなに切ない姿は息を潜め
あなたの気配を耳元で感じ
眠りにつくまで 幸せ噛み締めるでしょう
やがて鐘は鳴り 夜露がキラメキ
空はハニカミ 淡いブルーに染まり
そよ風が生まれ 鳥たちは遊び
いつも通りの一日が流れてゆく

恋の形は気まぐれだから 涙を数えてしまう
行くあてのない想いが 月夜に溶ける

こんなにあなたが恋しくて
醜い姿で もがいてる
届かぬロマンス 鳴り響く
心が遠ざかる

誰も知らない 知られちゃいけない
夜のどこかに 隠れて月を見つめ
あなたとはぐれて 今宵もはぐれて
孤独の果てに 何を探しているの?
星が願いを叶えてくれたら
こんなに切ない姿は息を潜め
やわらかな夢に身体を浮かべて
朝が来るまで 魂を癒やすでしょう

恋という名の物語は 涙で語りかけるよ
途切れたままの記憶が 月夜に滲む

こんなにあなたが恋しくて
醜い姿で もがいてる
届かぬロマンス 鳴り響く
心が遠ざかる
どんなに闇に 爪立てても
どんなに空に 牙剥いても
胸は焦がれて 夜が揺れて
心にエンドロール

満月のセレナーデ ダイヤの誘惑
魂震わせ 狂気の夜へ
満月のセレナーデ ワインを飲み干し
骨まで酔いしれ 悲劇にキスを

誰も知らない 知られちゃいけない
夜のどこかに 隠れて月を見つめ
ここにいるよと 叫んだ瞬間
極まる刹那に 何を探しているの?
やがて鐘は鳴り 夜露がキラメキ
空はハニカミ 淡いブルーに染まり
僕らはそれぞれの朝を迎えて
交わることのない道を歩き始める

恋の終わりはいつだって 涙が花を添えるよ
悲しみに狂い咲いて 月夜に濡れる

こんなにあなたが恋しくて
醜い姿で もがいてる
届かぬロマンス 鳴り響く
心が遠ざかる
どんなに闇に 爪立てても
どんなに空に 牙剥いても
胸は焦がれて 夜が揺れて
心にエンドロール
リアルにエピローグ

誰も知らない 知られちゃいけない
誰も知らない 僕は…
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