心星 -シンボシ-

それは夕立の雲のように
私の心を闇で包んだ
想いもよらない悲しい知らせに
無性に腹が立って 涙こぼれた

あなたの奏でたメロディが
記憶の中で聴こえている
今は遠いあの島の
香りと共に響いている

短い髪も また伸びてくるように
枯れた草木も また芽吹くように
いつでもまた あなたに会えると思っていたのに

あなたが働く店の前を
通るたびに手を振ってくれたね
きっとあなたが思うよりも
私はあなたに救われていたんだ

どうしてそんなにも急いで
星になることを選んだの?
見上げた空にかすんでる
小さな星に問いかけている

冷たい雨も いつかは止むように
涙の跡も 消えて行くように
いつでもまた あなたに会えると思っていたのに

もっと話をしていれば
何かが変わっていたのかな?
胸に残る思い出に
光と影が 交差する

孤独な月が 優しく照らすように
長い夜にも 朝が来るように
いつでもまた あなたに会えると思っていた
耳を澄ませば 声が聴こえますように
瞳閉じれば 笑顔見れますように
いつでも この心のどこかに いるって 信じてる
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