ダリ

ダリは僕なんか居なくてもいい ダリは僕なんか必要としてない
ダリは僕なんか居なくてもいい それに気づいたのは今日の夜だ

ダリの女の子は上手くやれる ダリの女の子は気にしてもいない うん
ダリの女の子は上手くやれる そう思い知らされたのは昨日の夜だ

時計の針を眺めると 太陽はまだまだはびこってた
お部屋が優しくかくまって 静かに流れても
曇ったまんまで何にも歌いたくない

止まった時間に 耳を充てて 吹きすさぶ心音を尋いてみる
止まってしまった重く汚い理由を しっかりこの指でこすり出さなくちゃ

まぶたは眠ろうとするけれど
まともったらしい嘘をつくるけど

何度も 何度も 思い出して
痛いから 辛いから 刻み込んで
弱さや ずるさを 手でえぐって
それでも前に進まなきゃ

これから僕は 場所じゃない 時間じゃない 居場所を探して
甘えてた 甘えすぎてた 昨日を越えて
ただそこにあるようなおごりのない優しさが
出会うことさえ無いはずだった あなたに

時計の針をふと見ると 夜明けはもうすぐそこだった
変わらず ダリは今日も笑う
笑えなくてもいいよ 僕は それすら歌ってしまえ

止まった時間に耳を充てて 吹きすさぶ心音を聴いてみる
止まった窓に みるみる思い描かれる
隠してた模様が 歌い誘うよ

心はいつだって奏でてる  誰か聞いておくれと 歌ってる
痛い つらい 好きだよ 悲しいが
巡り巡って 僕を動かせる

ダリよ ありがとう 僕はもう行くね
ギターと一緒に 一人で行けるね

ダララ…
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