帰り道

おぼろげな記憶辿ったら この電車の音 思い出してきた
それを見ずには帰れなかったんだ 大きな鉄橋 芝生と公園

どうして一日はすぐ終わってしまうの 急いでいるみたい

帰り道 「パッ」と明るくなるいつもの情景
もうすぐ今日が見えなくなって
どこか遠くで幸せと交わるだろう
大事なもの全て抱きしめながら

改札を抜けて右に曲がったら いつも入るコンビニが見える
もう夕飯の支度の時間だな 色んなにおいが鼻をくすぐる

前を行くネコが振り向き 「おつかれさん」と目を細めて鳴いた

帰り道 「パッ」と思い出した懐かしい日々
何気ない事が嬉しいのは
悲しみを知ってきたからだと思う
あたたかい明かりが今灯されていく

帰り道 「パッ」と明るくなるいつもの情景
もうすぐ今日が見えなくなって
どこか遠くで幸せと交わるだろう
大事なもの全て抱きしめながら
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