永遠が終わるとき

目を閉じて 吐息を聞いてる
波のような永遠が しあわせだった
傷ついて また強くなって
街路樹のように 続く生命
窓ガラス 枝ごしに 朝がくる

白いフェリーで 海峡渡る
車借りて 今日 旅に出る
燃え尽きたい 流星のように
一度きりの ひとりきりの今

街角で 誰かを見つけて
はりさける 思い出も なくしてみたい
あの人は わたしがいないと
生きてゆけない人でしょうか
パスポートのスタンプがゆがんでる

白い壁と 赤いレンガと
砂ぼこりでくすむ島影
帰る場所を 待ってる人を
本当はただ 確かめたいだけ

誕生日も 好きな歌も
輪廻さえも忘れ

愛していた 愛されていた
永遠から 解き放されて
自由という 束縛という
日常から 飛び出したい

夜明けのフェリーで 海峡渡る
車借りて 今日 旅に出る
燃え尽きたい 流星のように
一度きりの ひとりきりの今
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