星のたましい

揺れる燐の火を 空一面 浮かべたような 星の海に
君は静かに両手を翳し 瞳は光りで潤んでいくよ

ああ 君と供に在る この真実を全部

ひたすら胸に 重ねていこう
何一つとして置いて行かないように
君を抱いて 僕は星になる

絶えることのない導き 受け継がれてきた 星の声を
君は小さな両耳で そっと掬って そして少し微笑った

ああ 君と供に在る この真実はきっと
僕らがやがて 消失ていっても
何一つとして 霞んだりしない
清き流れ 光る星のように

世界中が 透明な翼に包まれて眠る

何一つとして置いて行かないように
君を抱いて 僕は星になる
×