たっぷり苺と季節の風に君の香りを添えて

「風の匂いが好き」 忘れていたよ 確かそうだった
「雨の匂いも好き」と言うものの どんな風だったかな?

知らず知らずに忙しいのが 日常になってしまった僕
願いが一つ叶うのならば “あの頃”に戻りたい

「君がいれば何もいらない!」本気でそう思ってたよ
出逢った頃は 当たり前に口にしていた
僕は僕 君は君のままでいる
それだけでとても幸せな未来が待っていた

フラフラ僕の帰り道 立ちながら寝ることも覚えた
ウトウトしながらの「おかえり」 小さく言う
僕の「ただいま」

『おはよう・おやすみ』が当たり前で
『ごめん・ありがとう』言わない言葉
何となく今思い返した 「大事にしていたでしょ?」

緩んだ赤 強い緑 香る黄色 清い白
どんな四季よりも好きな 君の喜怒哀楽
「どうしたの?」って言うだろうなぁ
何となく君が”あの頃”好きだった苺を買ってみる

好きな匂いのすぐ隣 いつだって君がいた
今更だけど「いつもごめん…」「…いつもありがとう」
好きな香りがする

君の香りが好き 優しくて柔らかい風
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