THE 10th ODYSSEY

この世に僕は 生まれてきた
ふと気が付けば ここに立っていた
眼の前に 大きな海が
だから船を 出した

乗組員は誰も 居ないけど
暗い空から 星が呼んでいた
水平線は 見えないけれど
ただ ただ 舵をとった

波の音 風の音 きらめく夜行虫
みんな みんな 友達さ
そして君とも めぐり逢ったのさ
どこか僕と 似ている君

この船を降りようか それとも残ろうか
行先しれぬ船だけれど
降りたらもっと 解らない

やがて眩しい 朝がやってきた
青い空と熱い 真赤な太陽
汗のなかで 僕はいつか
この船 愛していた

この船に目的はない
この船は永遠の船
かけぬける かけぬける
過去も 未来も 飛び超えて

この船に目的はない
この船は永遠の船
かけぬける かけぬける
過去も 未来も 飛び超えて
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