パープル・シャドウ

日照りの坂道 夏ぜみの声
あなたの家まで自転車をこぐ
都会へ行ってたあなたを昨日
見たって友だち電話をくれた
帰ってくるよ いつ? いつでもいいさ
君との愛を忘れてなけりゃ
窓に一房葡萄飾るよ
それがあの日のあなたの言葉
パープル・シャドウ私の手首にくちびる寄せて
残した小さなうす青のしみ
パープル・シャドウ季節は流れてあざは消えても
心にしみてる紫の影 しみるわ紫の影
ああ 一房の葡萄

風舞う公園 あの日あなたが
蛇口に顔寄せ飲んだ水飲み
想い出みたいにシャツを濡らして
あなたの真似してくちびるあてた
瞳とじろよ 何故? 何故でもいいさ
やさしい笑顔もしうすれても
このくちづけは想い出せるよ
まぶた閉じてたあなたの言葉
パープル・シャドウ垣根を曲って二ツ目の家
自転車倒して私は見てた
パープル・シャドウ季節が早くて青い葡萄が
あなたの窓へと風に揺れてた 窓へと風に揺れたわ
ああ 一房の葡萄
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