つめたい指

おまえの指のつめたさに
ふれてかなしいめぐり逢い
おれがこんなにしたんだね
すまないすまない女の身には
どんなにながい冬だったろう

ちいさくなった肩をだき
雨をかばって 歩くみち
泣いているのかうなだれて
どうしたどうしたふるえる肩が
そむいた愛をせめてるようだ

化粧なおす 手かがみに
かえる笑顔はいつのこと
おれがこんどは待つばんだ
いいのさいいのさ憎さもきえて
しんからおれを許せる日まで
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