海猫

いつか憩える時が来たなら
貴女の手をひいて 汽笛のきこえる
町へ行きたい

その時がくるまで
私は生きていたい

その時がくるまで
私は生きていたい

潮風にゆれる 長い黒髪を
この目にみるまでは 生きていたい……

いつか笑える時が来たなら
貴女と二人きりで 汽笛のきこえる
町へ行きたい

その時がくるまで
私は生きていたい

その時がくるまで
私は生きていたい

海の雪のように 群れ飛ぶ海猫を
この目にみるまでは 生きていたい

この目にみるまでは
生きていたい……
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