約束の駅

小さな駅には 人影もなく
日暮れ淋しい 灯りがともる
必ず戻る 約束したから
きっと待ちます いついつまでも
私を忘れて いないでしょうか
あなたを見送(おく)った 約束の駅

一年たったら 荒波越えて
渡り鳥さえ 戻って来るわ
泣かずに待つと 約束したから
泣きはしません これから先も
待つだけ無駄ねと 噂の風が
冷たく吹きます 約束の駅

二つに離れた 線路のように
別れ別れの 運命(さだめ)でしょうか
あの時ふたり 約束したから
心迷わず ただひとすじに
あなたは元気で いるのでしょうか
信じて待ちます 約束の駅
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