白い朝まで

都会の公園、夜の噴水
若い日 傘の中で雨を見ていた

何を求めていたのでしょう
今は遠くてわからない
ここは昔の谷間のようで
淋しさに似合う

こんなに脆くなったのを
今は誰にも話せない
小雨の朝は闇をうすめて
忍びやかに来る白い影
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