硝子玉

私に向ける視線も今は 熱を失い曇る硝子玉
聞き返すような真似は出来ない 微かに見えたあの日の惑い

無限に続く程の思いが 些細な傷で潰えてしまう
記憶が色を失う頃に この苦しみも消えるのでしょうか

知る度後に引き返せない 赤い鼓動に突き動かされて
血がたぎるのを押さえきれずに 雨に打たれて熱を冷ました

波音だけが響く砂浜 我を忘れて夢に泳いだ

知る度後に引き返せない 赤い鼓動に突き動かされて
血がたぎるのを押さえきれずに 雨に打たれて熱を冷ました

雨がちぎれて道に残った
夕陽を映して寂しく揺れた
夕陽を映して寂しく揺れた
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