雪の朝

表は雪が降ってる 一面の薄化粧
君はまだ眠ったままで 夢でもみてるのかしら
あたりに人影は無く 街もまだ目覚める前
僕は横になったままで 煙草に火をつける

窓の外には遠く 水鳥が飛び交い
雲は低く流れて 雪は降り続く

表通りを荷馬車が通り過ぎて行く

僕が少しまどろむと もう君は起きていて
ねえみてごらん雪だわと 君は幸せな人だ

曇りかけたガラスを 君はその手で拭い
まるで子供みたいに 目を輝かせた

またいつもの生活が 始まるだけの朝なのに
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