8月、落雷のストーリー

きみを探しに嵐の中を歩く
きみの泣いてる声は聞こえない 傘はささずに歩きたいな

きみを探しに嵐の中を歩く
嵐の中はそれはもうとてもとても寒いから すぐに引き返すんだろうな

雨の中 ふらふら 道をたたく水の音
フラッシュバックのような光
落雷の音

きみは落雷のように 急に光って
音より先に光だけで ちょっと綺麗だった
そして落雷のように すぐに消えて
暗闇 嵐の中 音だけが届く

きみを忘れに嵐の中を歩く
避雷針、片手に嵐の中をきみを探して また歩き出す

8月の終わりのこの雨もいつか止む
きみがいなくなった僕の この気持ちさえ
それのようにどうせなくなっていく なくなっていく

きみは落雷のように 急に光って
音より先に光だけで ちょっと綺麗だった
そして落雷のように すぐに消えて
暗闇 嵐の中 音だけが
きみは落雷のように 急に光って
音より先に光だけで すごい綺麗だった
そして落雷のように すぐに消えて
暗闇 嵐の中 音だけが届く

嵐の中きみを探す 避雷針を空に突き上げる
道をたたく水の音 8月、落雷よ響け
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