男と女

2人の夜は 浮かんだまま

群れにはぐれた男と女
背中合わせて
ほんの少しの宇宙集めた

林檎の木に口づけて
夢の味 毒の味

獣きどりでフラフラ 油断した
だから2人は浮かんだまま

物語飽きた頃
森の中 檻の中

夜に抱かれた2人 愛の行方は
風に聴いても
誰もいつも何も言わない
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