扉を開くよ

息苦しいんだよ もう疲れたんだよ
山積みのタスク 付きまとうジンクス
全て投げ出したくなる
雨降りの夕暮れ 戒めにもならないけど
僕を待つ君を思い出して
空っぽの手を握りしめる

冷たい雨 強い風
「孤独」を気付かせて去って行く
会えない時間も
幸せのための布石と思えたらなぁ

君の匂いで 君の声で
時折見せる泣き顔で
また少し僕は勇敢になれて
明日へと扉を開くよ
震えるこの手で

渋滞続きの国道沿いを歩けば
みんなが何かと競い合っていて
少し胸が重くなるけど

入り組んでる坂道
果てしなく続く人生のレース
ゴールは見えなくても
プロセス自体を楽しめる僕でいよう

「新しい自分と出逢えるかな」
「夢見た世界があるかな」
イメージを自由に膨らませて
明日へと扉を開くよ
怯えながら

歩道橋から見上げてみる
何処までも澄み渡る遠い空
空っぽの手のひらがやけに冷たいよ

新しい自分と出逢うために
夢見た世界を手に入れるために
笑顔で君を迎えに行くために
明日へと扉を開くよ
空っぽの手のひらに掴む景色を想像して
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