芽ぐむ

芽ぐむ
私の中で
何度でも咲きほころぶ
芽ぐむ
あなたの蒔いた種でした、確か
慣れない手つきした研修生があなたと同じ名前で

内緒にはできないもの
私だけにわかる素顔
いつの間に消されて生まれる
絶え間ないあなたの繰り返し

芽ぐむ
あなたを いつも映してる
ぶらり電車
芽ぐむ
きれいに思い当たるだけ泣けば
つまづいた過去なら未来が変える
誰かの声響いた

遠くても忘れぬもの
私だけにくれた笑顔
久しぶりなのにおかえりの顔をしてくれたらいいのに

赤ん坊みたいに私困らす
聞き分けない想いは

内緒にはできないもの
私だけにわかる素顔
いつの間に消されて生まれる
絶え間ないあなたの繰り返し
久しぶりなのにおかえりの顔をして

あなたが恵んで
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