相愛橋

花の灯りが こぼれてゆれて
夢をいろどる 恋の川
相愛橋は あなたとわたし
つなぐ手と手を 袂(たもと)でかくし
ひと目しのんで 渡る橋

指の先まで はじけて燃えて
胸がいっぱい 倖(しあわ)せで
相愛橋は あなたとわたし
熱いひとみを からませながら
こころひとつに 結ぶ橋

あまい夜霧に 口(くち)ふさがれて
溶けて行きそう このまんま
愛相橋は あなたとわたし
風が柳に 寄り添うように
離れられない ふたり橋
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