白いハート

長い坂を 駆け足で登った あの頃
白い息が 風になってゆくよ 冬空

あの時二人は “友達”という肩書き
同じ缶ジュース飲めなかったね
ずっと そんな風にいると思ってた

いつからかあなたの背中を 目で追っていたよ
お願い近くに来ないで もう胸が痛くてしょうがない

教室から見えるこのポストも 真っ白で
この雪が溶ける頃には もう卒業

帰り道あなたを見かけて立ち止まる
息がハートに見えてしまいそうで
気付かれぬように 足跡辿ってた

好きと言えないままで あなたは行ってしまったね
私のこの心は まだどこにも行けず ただ立ち止まる

好きと言えないままで あなたは行ってしまったね
刻むよ あなたの全てを この冬空に溶けてしまわぬように
溶けてしまわぬように
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