虹彩

見つめていたんだ 透明な温度で
変わらないと信じて 君を 世界が終わる程に

ふと 風が吹いて 胸が痛んだ 足りない物を
埋め合わすように 醒める事無い夢を見てた

瞳の中 溢れた 僕等の頁を書き足そう
捨てるべきもの 何も無い筈さ
彩る 記憶へ 願いへ 鍵をかけよう
気付いたんだ 失くしたくないもの 虹の色彩や君を造る全て

記憶は薄れてく だから目は逸らさない
ありのままの君の姿 過ぎ行く日々の事を

悲しい顔しないで 泣き疲れても 何処に居ても
傍に居るから 僕を彩っていて欲しい

いとしい人 見上げて ごらんよ 光の雨が降って
涙の跡を 優しく撫でるから
今年も 二人で 見つけた 花は咲くかな?
不確かでも 君の手を握ろう ポケットの中は二人だけの宇宙

震えていた 君に今会いにゆくよ 掌に 残してきた何か
そのまま さあ手を 伸ばして

瞳は いつでも 変わらず君を教えてくれた
映し続けよう それでいいから

輝き 溢れた 僕等の頁を書き足そう
捨てるべきもの 何も無い筈さ
彩る 記憶へ 願いへ 鍵をかけよう
気付いたんだ 失くしたくないもの 虹の色彩や君の事を忘れない
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