話さずにはいられない

さわやかな夜明けで
想い出をつつみたい
花びらのようなひとひら
こぼれないように

瞳は覚えている
形あるものたちを
身体は覚えている
形などないものも

この想い出の行方
まぶた閉じて想ってる
話さずにはいられない
大好きな人に

みちあふれるほどの豊かさで
実らせて、育てた愛を
この胸で受けとめながら
明日へ向かってる

会えないかも知れない
もう2度と、あの人に
立てないかも知れない
草原のあの村に

この想い出の行方
まぶた閉じて想ってる
話さずにはいられない
今は遥かな旅路の
途中にまだいるけど、いるけど
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