シビランカ

Angel まるで僕の目には
やましい影なんて映ることもなく
透き通った瞳でこの夜に 妖艶な姿で近づく女

Long hair グラスにからむ指
夢のようにセピア色に迫ってきて
したたかに燃える 赤い唇を
とりとめもなくただ眺めていた

ビルの谷間に カッカッカッ
足音が響く カッカッカッ
蒼い月の明かりは友達なんかにゃなりゃしねぇ
やるせない思い ストゥットゥットゥ
ため息混じりに ストゥットゥットゥ
どこまでも暗い夜に 酔いつぶれる前の呻き

Slow blues 寂しい夜だから
酒以外に相手してくれるヤツもない
バーボンをあおりながら今夜も 深い闇へと落ちてゆく

Don't forget あの日出逢ったこと
砂時計が短い時刻む間に
情け容赦なく告げられた 決められたシナリオのように

場末の通りを カッカッカッ
酔いつぶれては カッカッカッ
どうせしまいにゃこのまま 誰にも気づかれずに
すれ違う波が ストゥットゥットゥ
速い足どりで ストゥットゥットゥ
とり繕うオレを 無情なまでに追い込んでゆく

あの時のように
優しくオレを
どこまでも本気で 包んでほしいだけ
強がりは捨てて 仮面を剥いで
もう裸のままのオレでいさせて

Slow blues 寂しい夜だから
酒以外に相手してくれるヤツもない
バーボンをあおりながら今夜も 深い闇へと落ちてゆく

Don't forget あの日出逢ったこと
砂時計が短い時刻む間に
情け容赦なく告げられた 決められたシナリオのように
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