風と雲と私

気がつけば いつか雨は止み
雲の切れ間から 青空がのぞいてた
ずぶぬれの靴は脱ぎすてて
素足になったら 季節 吹きぬけた

見上げてごらん ちょっと立ち止まり
輝きだす風と雲と

私がいる いつの間にかここに
まぶしそうに ひとり立ってる
あの時見えなかった明日に
私がいる ほんの少し
濡れた目をぬぐい ひとり歩きだしてる

夕暮れに 迷子になった夏
もう二度と
家に戻れない気がしてた
同じ道 何度も走ってた
ひぐらしの声に 泣きそうになってた

たどりつきたい たどりつけない
けれど いつか たどりついてる

明日が好き たとえ雨降りでも
つらいことがあったとしても
白いページ開けて待っている
明日が好き ほんの少し
ちがう私に出逢える 明日が大好き

私は好き たとえどんな朝でも
くじけそうになったとしても
きのうよりも前を見つめてる
明日が好き ほんの少し
私の空が見えてる 明日が大好き
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