ふらり、ら

夜更けに響く口笛で
野良猫啼いた屋根の上
女、初めて一人で呑んだ
二度と恋などするものか

身体半分、痺れるくらい
酔うてふらりら千鳥足
行こか止めよか迷い道
何処へ向かうかこの気持ち

ふらりふら、ふらりら、ふららら
心揺さぶられて歩いた
ふらりふら、ふらりら、ふららら
月明かり綺麗な夜空さ

さよなら、今夜夢で逢いましょう
最後に吐いた 悪魔の真っ赤な嘘 嘘なのさ

嘘で狂わす優しい悪魔
嘘のお酒で酔いはじめ
嘘の言葉で愛し合い
嘘を散らした街を行く

優しい嘘でその気にさせて
癪にさわるわ からかわないで
いつも通りの帰り道
違って見えるその景色

ふらりふら、ふらりら、ふららら
心揺さぶられて歩いた
ふらりふら、ふらりら、ふららら
街明かりにじむ涙さ

さよなら、今夜苛々するのは
最後に吐いた 悪魔の真っ赤な嘘 嘘なのさ

優しい嘘でその気にさせて
癪にさわるわ からかわないで
いつも通りの帰り道
違って見えるその景色

ふらりふら、ふらりら、ふららら
ふらりふら、ふらりら、歩いた
ふらりふら、ふらりら、ふららら
ふらりふら、ふらりら、涙さ

さよなら、今夜苛々するのは
最後に吐いた 私の真っ赤な嘘 嘘なのよ
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